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2017年1月5日
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ビジョナリー・カンパニー ジェームス・C /ジェリー・I 共著
問題は、自己満足を如何にして避けるかである。自己満足という病と闘うには「不安感を生み出す」必要がある。ビジョナリーカンパニーは、この不安感を生み出す仕組みを持っている」。
例)ボーイング
何人かの管理職に対して、相手の立場に立ってボーイングを壊滅させる戦略を立案させる。競争相手が利用できる弱点はどこか、どの市場なら進出できるのか・・・。こうして作られた戦略に基づき、ボーイングの取るべき戦略を考えていく。
例)ノードストローム
社員が改善への意欲をなくさないようにする仕組みを作った。例えば、1時間当たりの売上(SPH)のランキングは、同僚との比較で成功を測るものになっている。つまり、目安としてどの辺りまでの数字に達していれば平均的かどうか等という基準を作らせない。基準があると社員が基準を達成してほっとする。これが、ブレーキになるためだ。
この様にビジョナリーカンパニーは、一貫して、自己を厳しく律しているのである。
~ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の法則 ジェームス・C・コリンズ/ジェリー・I・ポラス 共著 日経BP社 1995.9.29発行 1,924円 ~