人材派遣業界が数々の指摘をいただく大きな理由の一つは、外部との接触を担当する営業職の知識と経験の問題がありました。人の入れ替りが激しく又、法改正が頻繁なこの業界で、2015年9月に新たな法改正がなされ派遣会社の労働市場への期待と責任が高まっています。

一方で従業員への教育現場は、『実務』『法令知識』の質、量共に不足し、変化に対応できていない感は否めません。そこで営業の大幅な底上げこそが、派遣法の趣旨である派遣社員の保護と派遣先企業へのサービスの向上、さらに派遣業界全体の質の向上をもって労働市場に対し、責任のある貢献を可能にすると考えました。

私は、20年以上人材派遣業業界に身を置き、様々な立場で千社を超える企業とそこで働く社長、管理職、社員、契約社員、派遣社員の方達と多くの交流を持たせて頂くことが出来ました。

又、多くの職場の課題にも直面して参りました。そんな経験から、私は「企業・従業員・仕事」に対して特別な思いを抱いています。この思いを形にしていくことが、多くの企業様や従業員の方々のお役に立てるとしたら、これ程、嬉しいことは御座いません。

新卒でメーカー・問屋のルートセールスを経験。その後、派遣業界最大手のスタッフサービスの営業中枢でノウハウを磨き、危機管理部門で人の問題を専門に扱った後、派遣ベンンチャー立上げに参画、外国人労働者を専門に担当。その後、申請取次行政書士・社会保険労務士事務所を開業し現在に至る。